電子国土による地図(マウスでズリズリ、縮尺の変更とかできます)


探索日 2008年10月25日

ネットで「矢倉沢隧道orトンネル」を検索すると、
金時山がどーたら、抜ければ箱根だの素っ頓狂な話ばかり

明神林道にあるのは「金時隧道」です

地図には「金時トンネル」、抗門題額も「金時隧道」と書いてあるのに〜
矢倉沢峠の近くにあるから、そう思ったんだろうか・・・
しかし、現地で題額は見てるだろうになぁ

という訳で、本当の矢倉沢隧道をレポしよう

 

静岡県道・神奈川県道78号御殿場大井線をヒーコラ登り、
矢倉沢で右に山北の標識
神奈川県道726号矢倉沢山北線である

そこに矢倉沢隧道がある
 
バス停も矢倉沢
そもそもここの集落が矢倉沢なのだ

狩川側は関場という
ここに矢倉沢関という関所があったのだ
(バス停のトコぢゃいよ。近くにだ)
 
726号線に入ると直ぐに隧道がある
ほら、そこに・・・・
 
あれ?
隧道はドコ行っちゃった?
 
矢倉沢隧道跡、南/関場(狩川)側抗門跡付近

通り抜けた記憶は無いけど、この前はよく通った
78号線沿いに口を開けてたので、見た人は結構いると思う
 
隧道跡中央付近

何もありましぇん
この辺の上を農道が走ってたすが、
それすら消えちゃってます
 
県道726号線はここが起点
正確には78号線との交差点だけど
 
矢倉沢隧道跡、北/矢倉沢(内川)側

抗門跡もドコら辺か判らず・・・

長さ74m、幅4.1m、高さ4.6m、昭和32年(1957年)竣功
(山形の廃道/日本全国隧道リスト より)
 
正確には隧道跡を抜けた内川沿いが矢倉沢の集落

山間にありがちな風景だけど、
ここの地名が歴史に轟いているというのも凄い

県道78号線は狩川沿いに登ってきたが、
やがてこの内川沿いになる
夕日の滝とかは内川水系なのだ
 
写真中央に雲かかっちゃてるのが矢倉岳
標高870m
 
集落の中、誓光寺辺りから隧道跡を見る

切通しされちゃった按配が良く判る

ただでさえ少ない箱根の隧道なのに、、、
(新しい高規格な奴は作られてるけどね)
 

1983年(昭和58年)

この頃は現存していた

国土画像情報閲覧システム
/CCB-83-1/昭和58年度より抜粋
 

1988年(昭和63年)

開削されてる〜
工事まっ最中

県道78号線改良工事と同時だったのね

国土画像情報閲覧システム
/CKT-88-3/昭和63年度より抜粋
 
現在
2008年

立派な切通しに

県道726号線も改良されました
 
オマケ

矢倉沢で見つけた橋

なんと自分の生年月と同じ
がっ、頑張って欲しいと思うぞな
(歳がバレちゃいましたね)
 


ポコペンな記憶によると、そんな古い感じの隧道では無かったような・・・
でも、通っておくんだったな〜

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